快適なキッチン空間を造るコツ

快適なキッチン空間を造るコツとは。

家族が集うキッチン空間には、調理道具以外にも様々なモノが集まるところです。
キッチン空間を快適に作業効率よくするためには、どのような事から考えて行けば良いのか、
ステップを踏んでお伝え出来たらと思います。
1.キッチンは料理を作る場所
当たり前ですがキッチンは料理を作る場所です。
お料理を作る工程は、
①食材の準備 → 冷蔵庫、保管庫、パントリー、
②食材の下処理 → シンク、ボール、ザル、容器、調味料、
③切る → まな板、包丁、ピーラー、スライサー、
④煮炊(焼く) → コンロ、フライパン、オーブン、調味料
⑤盛付 → お皿、カトラリー
となります。
上記①~⑤ →の横に書いてあるのは、その時に必要な道具などです。
その場、その場で使用する道具がすぐに取れる収納があるとベストです。
①②③④の工程が行ったり来たりするので、
この①~④の距離が3.6m~6mの範囲内にあれば使いやすいキッチンと言われています。
ただ、数字で表すとそのような範囲内と言われますが、
やはりお家全体の間取りとキッチンの位置と合わせて考慮しないと、
もったいない配置になってしまう事もよくあります。
と言うのも、(細かな例を申し上げると)
冷蔵庫とシンクの位置が近い方が調理をする時は抜群に良いのですが、
冷蔵庫は、家族も飲み物や食べ物を取ったりして使用頻度の高い家電です。
なので、
こちらのお住まいは、家族の動線を考慮して冷蔵庫をリビング側に設置しました。
お子さんも小さいので調理中に動線がぶつかり難いです。
(母調理中に子供が冷蔵庫を覗きに来る場合)
リビングから飲み物を取りに行く場合も効率が良いです。
冷蔵庫はシンクから少し離れた位置にありますが、
シンクと冷蔵庫との距離は2.8mほどです。
↑リビングからキッチンを見た写真
ピンポイントに冷蔵庫のお話になってしまいましたが、
調理以外にも様々な要素を含んでいるキッチン空間は、
様々なシュミレーションをしたり、
今後の家族構成(年齢)などを考慮しながらレイアウトを考える必要がありますね。