海外製食洗機って私に合うの?

Miele(ミーレ)やBOCH(ボッシュ)といった海外製食洗機は、
日本製の食洗機と比べるといろんなところで仕様が大きく異なります。
大まかに以下のようなところの仕様が異なります。

  1. 庫内の大きさ
  2. 乾燥方法
  3. 食器カゴの形状と内部の仕様
  4. 給排水の設備関係

まずは、
1.庫内の大きさ給排水の設備関係
海外製食洗機はW60㎝とW45㎝と2種類のサイズ展開があります。
ドアの開閉方式はフロントオープンという形で、ドアを手前に倒して開閉します。
国産の食洗機は、引出しタイプとなります。
海外製は、上から下の方まで食器を入れる事が出来るので引出しタイプの日本製と比べると
食器や調理道具をたくさん入れる事が出来ます。

フロントオープンの形
ドアを手前に倒して開閉します。

引出しタイプの国産食洗機

日本と比べると海外は水のコストが高く、少ないお水で効率よく洗う事を考えられています。
なので海外製食洗機は、基本的に洗浄回数は、1回/日と考えられて設計されています。
一方の日本では、お水のコストが海外に比べるとそんなに高くないので2回/日の設計です。
また、日本人は綺麗好きでもあるので朝昼使った食器を夜まで洗わずに置いておくことに抵抗がある方もいらっしゃるようです。そのため国産は出し入れしやすい引出しタイプでコンパクトに設計されています。
洗浄回数が1回/日と2回/日では、長い年月でみると基盤の劣化が早いのは2回/日です。

2.乾燥方法
次に乾燥方法です。
海外製は、予熱乾燥方式。
国産は、強制乾燥方式。です。
予熱乾燥方式とは、高温のお湯でお皿などを洗うと乾きが早くなる原理を用いて乾燥のためにあえて熱を送らず余熱で乾かす方式です。そのため電気代のコストなど抑える事ができ、また食器の劣化が緩やかになります。
(どの食洗機も手で洗えない高温で洗浄するため食器の劣化現象が起こります。)
食器に優しいのは、予熱乾燥方式です。
乾燥具合は、強制乾燥と比べると弱くなります。

3. 食器カゴの形状と内部の仕様
内部の仕様は、
海外製は、ステンレス
国産は、樹脂仕様になります。
海外製はステンレス仕様となっているので劣化し難くく、匂いも移りにくく庫内を清潔に保つことが出来ます。
また、内部のカゴの仕様は、海外製の食洗機であってもお馴染みのお椀やお茶碗などの食器も入れやすい設計となっています。また庫内が大きいので国産より食器が出し入れしやすいというユーザ様の声をお聞きします。
そして一番上のカトラリー専用のトレーが人気です。
お箸などのカトラリーが入る設計となっていますが、小皿や水筒のパッキンなど細かいモノを入れる事が出来、ユーザー様から大好評の内部仕様となっています。

4.給排水の設備関係
最後に給水や排水、電気設備です。
海外製の食洗機は、食洗機の左右どちらか横に給排水の設備を設置します。
食洗機の横にあるので庫内の大きさを大きく確保することができ、メンテナンスもし易い利点があります。
一方国産の食洗機は、機械の下に給排水設備を設けます。
また電気関係は、国産は100V、海外製は200Vとなります。
こういった違いがあるので国産の食洗機から海外製食洗機に変更したい場合、給排水、そして電気を取替しないといけないのでコストがかかります。

以上、大まかにご説明した海外製、国産の食洗機の違いでしたが、いかがでしょうか。
どちらがいいのか、迷う所でありますが、ハートハウスでは、家族構成や日頃の生活スタイルをお聞きした上で、ご家族にあった食洗機をご提案しております。

機器類は、日頃の家事労働を助けてくれる頼もしい存在。
家族で良く考えて決められることをお勧めします。