キッチン写真撮影

わくわくのキッチン撮影

先日、フルオーダーで納めさせていただいたキッチンの撮影に行ってきました。

キッチンの写真撮影は、私にとって毎回心が躍るお仕事のひとつです。
だれかのお家に足を踏み入れる瞬間って、なんだか不思議なワクワクがありますよね。
その感覚がなぜ起きるのか、毎回自分でもちょっと不思議に思うのですが……私だけでしょうか?

きっと、住まいを目にしたときに、そこに住まう人の暮らしぶりを想像してしまうからなのかもしれません。
まるでおままごとの延長のように、「ここでどんな日々が繰り広げられるのだろう」と想像がふくらんで、自然と笑みがこぼれてしまうのです。

今回訪れたお住まいも、そんなワクワクがたくさん詰まった素敵な空間でした。

生活の中心は2階に。

こちらのお家は、キッチン・ダイニング・リビング、そして洗面やお風呂といった生活の場がすべて2階にまとめられています。
その分、開放感があり、日差しもたっぷり。とても明るく、気持ちのいい空間が広がっていました。

二列型セパレートタイプのキッチン

キッチンは二列型のセパレートタイプ。
ワークトップはコーリアン製で、シンクと一体型になっており、継ぎ目がないためお手入れもとても楽です。
見た目もすっきりと美しく、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えた仕上がりになりました。

コンロ側の収納は、把手をなくし、触れるだけで開閉できる金具を使用。
手がふさがっているときでも、足などを使って軽く触れれば開けられるという優れものです。

扉材にはキッチンハウスの「ウォームグレー」を採用し、LDK全体のトーンにしっとりと馴染むナチュラルな色合いに。
空間に心地よく調和しながらも、キッチンとしての存在感もしっかりあります。

キッチン横には、広々バルコニー

キッチンのすぐ横には、屋根付きの広いバルコニーが広がっていて、窓を開ければ外とひと続きのような開放感。
北陸のように雨の多い地域でも、屋根があるおかげでお天気を気にせず楽しめそうです。
ここでの朝食や休日のランチ……想像するだけで、なんだか羨ましくなってしまいました。

今回もまた、住まいとキッチンに触れながら、たくさんのインスピレーションをいただきました。
やっぱり“暮らしに自然と馴染んでいるキッチン”っていいな、と改めて感じる一日でした。
キッチンがあることで、暮らしの輪郭がやさしく描かれているような——そんな空間でした。

また次回の撮影も、今から楽しみです。