三世代で楽しむL型キッチン

子育てを終えたご夫婦のための、快適で心地よいリフォーム事例

■ ご相談のきっかけ

三人のお子さまを育て上げ、それぞれが家庭を持たれた奥さまから、
「これからの暮らしに合わせてキッチンを見直したい」とのご相談をいただきました。

築23年の日本家屋で、冬の寒さが厳しく、防犯対策についても心配があるとのこと。
また、お正月やお盆には娘さんご家族が集まり、大人数になることもしばしば。
「みんなで集まってもゆったりと過ごせる空間にしたい」という想いを伺いました。


■ 現状の課題とご要望

お住まいを拝見すると、既存のキッチンは一列型で、壁面には収納がたっぷり。
奥さまいわく「収納は十分すぎるくらいあります」とのことで、
収納量に関しては大きな問題はありませんでした。

しかし、キッチン背面に収納のための壁があり、キッチン内には“死角”が生まれていました。
空間が存分に生かしきれずもったいない空間をどうすればいいか気になっておられました。


■ ご提案内容

構造上の確認を行ったうえで、
キッチンとダイニングの間にあった中間の壁を取り払い、
ひとつながりの空間へと変更するプランをご提案しました。

キッチンは、シンクをダイニング側に向けたL型レイアウトに変更。
これにより、作業動線が短くなり、家事効率が大幅に向上しました。

また、開放的な視界を確保できることで、
お孫さんが遊ぶ姿を見守りながらお料理ができるようになりました。
娘さんがお手伝いされる際にも、自然と会話が生まれる、
三世代で楽しめるキッチン空間となりました。


■ リフォームのポイント

  • 動線の最適化: L型配置で調理・配膳・片づけがスムーズに。
  • 空間の一体化: 壁を撤去し、キッチンとダイニングのつながりを確保。
  • 快適性の向上: 窓をペアガラスにして断熱材を入れて寒さ対策を施し、冬も暖かく過ごせる空間に。
  • 安心の住環境: 防犯面も考慮し、安心して暮らせる仕様に。

■ 完成後の様子

施工後は、明るく開放的なキッチン空間へと生まれ変わりました。


奥さまからは、

「以前より動きやすくなって、家事がとてもラクになりました」
「娘たちと一緒にキッチンに立つ時間が楽しみです」
と嬉しいお声をいただきました。

キッチンを中心に、家族が自然と集まる、
あたたかく居心地の良い住まいになりました。


■ 担当者コメント

今回のリフォームでは、単に設備を新しくするのではなく、
ご家族の暮らし方に合わせた空間づくりを重視しました。

キッチンは毎日使う場所であり、
“生活動線の中心”ともいえる大切な空間です。
子育てが一段落した今だからこそ、
ご夫婦おふたりのライフスタイルに寄り添った計画を行うことで、
これからの暮らしがより快適で心豊かなものになります。


■ まとめ

キッチンリフォームは、
単なる設備交換ではなく「暮らしの再設計」です。

長年の家事動線やご家族の生活リズムを見直し、
“今の自分たちにちょうどいいキッチン”を考えることが、
快適で心地よい住まいづくりにつながります。

せっかくのリフォームだからこそ、
ぜひ専門家にご相談いただき、暮らし方に合わせた最適なプランを見つけてください。