キッチンプランナーと一緒につくるキッチンづくり
お家の間取りが出来上がりいよいよキッチンのプランニングとなる時にどのようにキッチンプランを考えれば良いのか、迷ってしまう方もおいでます。
インスタグラムに載っているような形にしたいけどどう計画すれば良いのか、間取りに当てはめれるのか、ここはこうして、あっちはこうしたい、などと部分的に集中してしまうと、調和が取りにくく、ちぐはぐしてしまう大きな原因になります。
まず、どのようなライフスタイルでお過ごしなのかがとても大切なのです。
大家族なのか一人暮らしなのかではお持ちになるモノや必要なモノが全く違いますし、これから家族が増えていくのかどうかによっても生活環境が大幅に変わります。
我々のようなキッチンプランナーは、最初に全体図をイメージし料理を行う際の動線や収納スペース、作業スペースの配置を考えます。全体を捉えながら部分的にアイデアを落とし込むことで、まとまりと統一感を生み出します。
こちらのキッチンもまずは、たたき台としてキッチン図を描いた後に、
具体的にアイデアを落とし込んで行きました。
お鍋やフライパンの調理道具を入れる収納が、コンロ下の収納では足りずコンロ横に専用の引出しを設けました。
そうすることでフライパンを立てて収納することが出来ました。
整ったキッチンスタイルには、収納計画が外せません。
それは、美観やデザイン性に直結します。
キッチンは家の中心的な場所でもあり、インテリアの一部としても機能しています。
その他にも
打合せの中でアイランドと壁面収納との通路幅1,050㎜の案が出ていましたが、身長、作業動線を考慮し1,000㎜をお勧めしました。わずか5㎝ですが、コンロとシンクがセパレートタイプのキッチンでは、振り向く作業があるため広すぎると疲れてしまう事があります。また使う方の身長も考慮し1,000㎜となりました。
そして家全体の雰囲気やテイストに合わせて、キッチン扉やカウンター材などの色や素材を検討しています。
予算やスペースの制約も考慮しながら、バランスの取れたキッチンプランを立てることがオーダーキッチンの楽しさであります。