フィン・ユール自邸 一般公開行ってきました!

現在でも世界で多くの人を魅了してやまないデンマークのデザイナー、フィン・ユールさん。

先日、飛騨高山に再現されて建設された「フィン・ユール」の自邸が一般公開されていたので、見学に行って参りました。

(建設されたのはフィン・ユール生誕100年にあたる2012年1月だそうです)
初期の建築作品である自邸は、30歳の時(1942年)に設計をしたそうです。
どのお部屋からも窓の外に自然が見え、穏やかな時間が流れていました。
フィン・ユール邸、
やはりキッチン屋が気になるのはキッチン空間です。
こちら、キッチンの換気扇です。
もさりげなくキッチン空間に溶け込んでいました。
IHヒーターの上が換気扇です。
ガラスのパネルが前面にあり、
覗き込むと換気扇がありました。
油分を含んだ空気をこちらの筒にため込んで排出するという、
無駄のないシンプルな構造の換気扇。
キッチン空間に換気扇の存在を忘れてしまうような造りでした。
ちゃんと照明も付いていました。
キッチンの扉は、白の扉。
シンプルな構造ですが、
扉の厚みを薄く見せるために、
このような構造になっていました!!
キッチン吊り戸は、三枚の引き違い戸になっていました。
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幅があるキャビネットなので、2枚扉よりも3枚扉にした方が、
中心に置いたものが取り出しやすいからかなぁ~?
レールは2本としてキャビネットの厚みが少なくなるようによく考えられていました。
キッチンのキャビネットだけでもなるほど、とうなるところが多く、
随分長い間、滞在してしまいました。
キッチン勝手口の扉は、上下で開くようになっていました。
キッチンに気持ちの良い風が通り抜けていました。
キッチンだけでも見どころがたくさんありました。
随所に自然と共に美しく暮らす工夫が施されていて温かみを感じる住宅でした。
次に、一般公開された時にも再度、ぜひ訪れたい所です。