キッチンダイニングから見る世界

築35年前　思いを込めて建てた平屋の住まい。

庭を眺めるのが大好きだったおじいさまが、松の木や杉に木を大切にして来たようです。

そして、
その両親が他界し、移り住み始めた築３５年のお住まいです。
キッチン空間での不都合は、
子供や孫たちが共に集まると総勢10人に。
座る場所が足りなく、
食事もいくつもテーブルを設置しバラバラに座る事に釈然とし不便さを感じていました。
（↑工事前のキッチンダイニングの様子です）
また、
おじいさまが大切に育てていた素晴らしいお庭の景色が住まいの中からゆっくりと眺める事が
出来ない間取りでした。
35年前の住まいでしたが、
美しい障子や、塗り壁、建具も現代に通じるデザイン。

その美しさを残しつつ、何とか庭と一体のリビングや食談室を設計しようと
何度も何度も設計図を描き試行錯誤しました。

工事の時期と予算だけは決まっていたので、図面の上なら変更自由。

そんなお住まいのリノベーション話を工事と共に進めて行こうと思います。
只今既存キッチンの解体中。
キッチンの間取りを大きく変えたプランに決定し、出来上がりまでが楽しみです。
キッチンの工事は、片付けやモノの移動が大変です。
そして住まいながらの工事は、お施主様にも大きなストレスがかかります。
なるべく短い工事期間で済ませる様、段取りが肝心です。