子どもたちが巣立ち夫婦の新たな物語を育む
concept
コンセプト
子どもたちが巣立ち、これからの暮らしを見つめ直す中で、「夫婦ふたりのための心地よいキッチン空間」をテーマに再構築しました。
これまでのキッチンは下がり壁によって空間が分断され、独立性が高い反面、閉鎖的で動線にも制約がありました。
本計画では、その下がり壁を撤去し、空間のつながりと開放感を最大化。視線と光が抜けることで、キッチンは住まいの中心として生まれ変わりました。一方で、リフォーム特有の制約——排水位置の変更が難しい条件の中、既存を活かしながらレイアウトを最適化。収納計画と家事動線を丁寧に見直すことで、日々の使いやすさと快適性を両立しました。
これからの時間をゆったりと楽しむための、機能性と居心地を兼ね備えたキッチン空間です。
・築年数58年
・キッチン空間のリノベーション工事
・ダイニング家具、クロス張替、床工事
ナチュラルで温かい北欧風のキッチンにしたいという奥様の理想は、
1つ1つ丁寧に打ち合わせを重ねるごとに仕様が決まり、
キッチン改装のデザインやプランは楽しく進みました。
生活をしながらのキッチン改装工事のため、
超短期間(14日間)でキッチンリノベーションが完成しました。
style view
スタイル/眺め
ダイニング側からの写真。以前はキッチンとダイニングの間に下がり壁があったためキッチン空間は独立型で閉鎖的でした。
下がり壁を取り除くことで解放感が出ました。
キッチンハウスの扉、トリュフ突板をダイニング側にアクセントとして設置。
自然界の織り成す木の紋様が芸術的にキッチン空間を演出してくれます。
design
デザイン/設計
ダイニング側の収納は、扉のみを交換することで印象を刷新しました。
既存のガラス扉は、視線が抜けることで空間に広がりをもたらす一方、
収納物が見えることで生活感が出やすく、
視覚的な雑多さにつながるという側面もありました。
そこで今回は、あえて中が見えないメクラ扉へと変更。
収納内部を隠すことでノイズを抑え、空間全体をすっきりと整えています。
機能はそのままに、見え方を整えることで、ダイニングにふさわしい落ち着きのある佇まいへと仕上げました。
キッチンの壁面にはタイルを採用。
表情豊かなタイルが空間にほどよいアクセントを添え、シンプルな中にも奥行きと個性を生み出しています。素材感のある仕上がりが、日々の暮らしにさりげない彩りと上質さをもたらします。
キッチン前に設けたオープン棚には、お気に入りのアイテムをディスプレイ。
ひとつひとつに愛着のある小物たちが並ぶことで、空間にさりげない個性と温もりを添えています。見せる収納としての楽しさと、暮らしを彩る心地よさを両立した設えです。
キッチンには、お気に入りのアイアン製フックや金具を採用。
無骨でありながらも温かみのある素材感が空間のアクセントとなり、機能性とデザイン性を兼ね備えたディテールに仕上げています。日常使いのしやすさに加え、細部にまでこだわりを感じられるキッチン空間です。



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