「この部屋、もっと活かせないかな?」使っていなかった和室をギャラリー空間に。
家の中には、毎日使う場所と、ほとんど使わない場所があります。
リビングやキッチンは毎日使うけれど、いつの間にかほとんど入らなくなった部屋がある。
そんなことはありませんか?

今回、しばらく使っていなかった和室をギャラリー部屋にすることになりました。
そもそも、
なぜギャラリー部屋になったのか……。
というところからのお話になります。
箱の中で眠っていた、たくさんの作品
今回ギャラリーに展示する予定なのは、絵や陶器、骨董品、そして昔の火鉢など。
実はこれらは、以前からご家族が大切にされてきたものです。
昔、作家さんから絵や陶器などを購入し、若い作家さんを応援することもあったそうです。
一つひとつに、そのときどきの思い出や出会いがある作品たち。
けれど、長い間、その多くは箱に入ったままになっていました。
大切なものだからこそ、傷つけないようにしまっておく。
それはもちろん大切なことです。
でも、ふと考えると、
「せっかくの作品なのに、ずっと箱の中に入ったままではもったいない。」
そんな思いが生まれました。
「しまっておく」から「見てもらう」へ
そこで考えたのが、ほとんど使っていなかった和室を、作品を楽しめる空間にすることでした。
ただ作品を保管する場所ではありません。
家族がいつでも見ることができる。
訪れた人にも見てもらえる。
そして何より、お孫さんたちにも実際に作品を見てもらいたい。
そんな思いがあります。
絵や陶器、骨董品などを身近に感じることで、
「これは何だろう?」
「どうやって作ったんだろう?」
「この絵は何を描いているんだろう?」
そんな小さな疑問が生まれるかもしれません。
そこから美術に興味を持ったり、ものをつくることに興味を持ったり、今まで知らなかった世界に目を向けるきっかけになるかもしれません。
そう考えると、この部屋は単に作品を飾るための場所ではなく、家族の中で新しい興味や会話が生まれる場所になりそうです。
そして、この和室にはもう一つの魅力があります

実は、この和室はお庭の景色をとてもきれいに眺めることができる場所でもあります。
窓から見える庭の景色を楽しみながら、絵や器などの作品を眺める。
そんな時間が過ごせる場所になったら、とても素敵だと思っています。
作品そのものだけではなく、庭の景色も含めて、この空間を楽しんでもらえるギャラリーにしたい。
そんなことを考えながら、工事を進めています。
「使っていない部屋」を、どう活かすか
今回のことをきっかけに、私たちも改めて「部屋の役割」について考えました。
家を建てたときには必要だった部屋も、暮らし方が変われば、使い方が変わることがあります。
子どもが小さい頃はよく使っていた部屋。
来客のために用意したけれど、最近はほとんど使わなくなった部屋。
物を置く場所になっている部屋。
そんな場所がもしあれば、
「この部屋、本当はどう使いたいんだろう?」
と考えてみるのも面白いかもしれません。
今回の和室も、これから少しずつ姿を変えていきます。
どんなギャラリー空間になるのか。
そして、箱の中で眠っていた作品たちが、どんなふうにこの場所に並ぶのか。

現在、工事は進行中です。
解体が終わり、大工工事が進んでいます。
完成までの様子も、これから少しずつご紹介していきたいと思います。
